AIで解決できること、できないこと

AI時代でも“生身の対話”が必要な理由
最近は、
AIに相談する経営者が増えています。
実際、
AIはとても優秀です。
・思考整理
・情報収集
・問題の構造化
・壁打ち
・言語化
こういったことは、
かなり高いレベルでできます。
僕自身も、
AIはこれからの時代、
経営者にとって非常に強力なパートナーになると思っています。
しかし一方で、
AIだけでは届かない領域がある
とも感じています。
この記事では、
「AIにできること」
「AIには難しいこと」
そして、
なぜAI時代でも、
“生身の対話”が必要になるのか?
についてお伝えします。
Ⅰ.AIは、「思考整理」が得意
例えば経営者は、
・頭の中が散らかっている
・悩みが整理できない
・何が問題か分からない
・モヤモヤしている
そんな状態になることがあります。
AIは、
そういった思考を整理するのが非常に得意です。
例えば、
・問題を構造化する
・論点を整理する
・別視点を提示する
・言語化する
・質問を返す
こういったことによって、
「自分が何に悩んでいたのか」が見えやすくなります。
つまりAIは、
“思考を深める補助”
として、
非常に優秀なのです。
Ⅱ.AIによって、“深い相談”は増えていく
これまで多くの人は、
悩みがあっても、
そこまで深く考えませんでした。
でもAIとの対話によって、
・なぜ苦しいのか?
・なぜ同じ問題を繰り返すのか?
・なぜ社員にイライラするのか?
・なぜ組織が変わらないのか?
こういった問いを、
深く考える人は増えていくと思います。
つまりAIは、
“深層相談”を増やす存在でもあるのです。
Ⅲ.でもAIだけでは届きにくい領域がある
一方で、
AIだけでは届きにくい領域もあります。
それが、
“無意識”
です。
例えば人は、
・本音を隠す
・自分を正当化する
・見たくないものを避ける
・無意識に防御する
ということを自然にしています。
しかも本人は、
それに気づいていません。
だから、
「私は社員のためを思っている」と言いながら、
実際には、
・思い通りにしたい
・分からせたい
・コントロールしたい
が混ざっていることもあります。
でも、
本人にとっては、
それが“普通”なので、
自分では見えないのです。
Ⅳ.AIは、「言語化されていないもの」を扱いにくい
AIは、
入力された情報を整理したり、
深掘りすることが得意です。
しかし一方で、
まだ本人の中で“言語化されていないもの”を
扱うことは、簡単ではありません。
例えば人は、
・何が苦しいのか分からない
・なぜイライラするのか分からない
・何を恐れているのか分からない
・なぜ同じ問題を繰り返すのか分からない
そんな状態で悩んでいることがあります。
つまり、
本人の顕在意識の中に、
まだ“答え”が存在していないのです。
だからこそ、
人との対話の中で、
・表情
・間
・反応
・感情の揺れ
・言葉にならない違和感
などを通して、
本人すら気づいていない無意識が、
少しずつ浮かび上がってくることがあります。
僕は、
この“まだ言語化されていない領域”を、
一緒に見つめることに、
大きな価値があると感じています。
Ⅴ.人は、自分の無意識を自力では見つけにくい
例えば、
自分の背中は、
自分一人では見えません。
それと同じで、
人は、
自分の無意識も、
自力では見つけにくいのです。
特に、
・当たり前だと思っていること
・正しいと思っていること
・普通だと思っていること
ほど、
気づけません。
なぜなら、
それが、
“現実そのもの”に見えているからです。
つまり、
相談内容そのものが、
まだ生成されていないこともあるのです。
だからこそ、
“他者との対話”
が必要になります。
Ⅵ.AIと、人との対話の違い
AIは、
情報整理や構造化が得意です。
でも人との対話には、
・空気感
・感情の揺れ
・表情
・間
・違和感
・エネルギー
があります。
例えば、
言葉では、
「大丈夫です」
と言っていても、
実際には、全然大丈夫じゃない。
そんなことは、
人間同士ならよくあります。
また人は、
“誰かとの対話”の中で、
初めて気づくことがあります。
つまり、
リアルな対話には、
“無意識を映し出す鏡”としての役割
があるのです。
Ⅶ.他力とは、「依存」ではない
ここで誤解してほしくないのは、
他力とは、
依存ではない、
ということです。
また、
「答えを教えてもらうこと」でもありません。
本当に重要なのは、
“自分では見えていないものを、一緒に見ること”
です。
だから僕は、
答えを押しつけるのではなく、
「それって、本当に絶対ですか?」
という問いを大切にしています。
すると、
今まで当たり前だと思っていた“前提”が揺らぎ、
別の可能性が見え始めることがあります。
Ⅷ.AI時代だからこそ、“人間理解”の価値が上がる
これからの時代、
情報そのものの価値は、
どんどん下がっていきます。
なぜなら、
AIがすぐに教えてくれるからです。
でも逆に、
・人間理解
・無意識
・感情
・本音
・対話
・在り方
こういった、
“人間そのもの”に関わる価値は、
むしろ上がっていくと思います。
Ⅸ.AIと人間は、対立ではなく役割分担
僕は、
AIか人間か、という話ではないと思っています。
AIにはAIの強みがある。
人間には人間の役割がある。
AIは、
思考整理や構造化を助けてくれる。
そして人間は、
無意識や存在そのものに関わる領域を扱う。
つまり、
AIと人間は、
対立ではなく、“役割分担”なのです。
Ⅹ.最後に
もし今、
・同じ問題を繰り返している
・頭では分かっているのに変われない
・社員にイライラしてしまう
・孤独を感じている
・本当は苦しい
そんな状態なら、
問題解決の前に、
「自分は、何を当たり前だと思っているのか?」
を見つめてみてください。
その“当たり前”の中に、
今まで見えていなかった可能性が、
隠れているかもしれません。
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