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問題は“出来事”ではなく“解釈”から生まれる

あなたは、こんな経験をしたことはないでしょうか?

・同じことを言われても、全く気にならない時もあれば、強く傷つく時もある
・同じ出来事なのに、怒る人もいれば、笑って受け流す人もいる
・ある社員にはイライラするのに、別の社員にはなぜかイライラしない

もし、
“出来事そのもの”が問題の原因であれば、
誰が見ても、誰が体験しても、同じ反応になるはずです。
しかし現実はそうなっていません。

つまり人は、
“出来事そのもの”に反応しているのではありません。

では何に反応しているのか。

それが

です。

Ⅰ.問題の方程式

僕は20年以上、経営者の相談に乗る中で、
人の悩みや組織問題には共通する構造があることに気づきました。

それが以下の方程式です。

P = F + I

・P(Problem)= 問題
・F(Fact)= 事実
・I(Interpretation)= 解釈

つまり問題とは、

“起きた事実そのもの”ではなく、
その事実に対して

によって生まれています。

Ⅱ.事実(Fact)と解釈(Interpretation)は完全に別物

例えば、

「社員が9時5分に出社した」

これはただの事実(Fact)です。

しかし人はここに無意識で意味を足します。

・やる気がない
・会社をなめている
・責任感がない
・社会人として失格だ

これが解釈(Interpretation)です。

重要なのは、
問題はFact単体では発生していないということです。

同じ出来事でも、
「遅れた」という事実に対して
どんな意味を与えるかで、
問題になるかどうかが決まります。

Ⅲ.解釈が感情をつくっている

人はよく
「相手のせいでイライラした」と感じます。

しかし実際には違います。
相手の行動そのものが感情を生んでいるのではなく、
その行動に対して自分が与えた意味づけが感情を生んでいます。

・失礼だ
・常識がない
・軽く見られている
・理解されていない

この“意味づけ”が
怒りや不安を生み出しています。

つまり、

Ⅳ.同じ出来事でも反応が違う理由

例えば、社員から返事がなかった場合。

ある人は
「忙しいのかもしれない」と解釈します。

別の人は
「無視された」と解釈します。

事実は同じです。

しかし解釈が違うだけで
感情・行動・関係性はまったく別のものになります。

人は現実そのものではなく、
“解釈された現実”を生きています。

Ⅴ.経営者が見ているのは事実(F)ではなく解釈(I)である

例えば社員が意見を言わなかったとします。

Fact、事実はただ一つです。

「発言がなかった」

しかし多くの経営者はここに
・やる気がない
・主体性がない
・考えていない
・能力が低い

という解釈(Interpretation)を重ねます。

そしてこの解釈を“事実”だと錯覚します。

ここから
叱責・圧力・コントロールが生まれます。

しかし実際には
・緊張していた
・否定が怖かった
・考えがまとまっていなかった
という可能性もあります。

つまり問題の拡大装置は
相手ではなく“解釈”側にあります。

Ⅵ.問題は“外側”ではなく“解釈構造”にある

多くの人は問題を解決するために
・相手を変える
・環境を変える
・行動を変える
と外側を変えようとします。

しかし方程式で見ると本質は逆です。

問題を生んでいるのは、外側ではなく

であるケースが多いのです。

Ⅶ.解釈に気づくことが唯一の転換点

重要なのは問題を消すことではありません。

まず必要なのは

「自分はどう解釈しているのか?」

に気づくことです。

なぜなら
気づかない解釈は変えられないからです。

Ⅷ.解釈が変わると現実が変わる

解釈が変わると
同じ出来事でも意味が変わります。

意味が変わると感情が変わります。

感情が変わると行動が変わります。

結果として
人間関係や組織の構造そのものが変わり始めます。

Ⅸ.結論

問題とは出来事ではなく、
“解釈という構造”によって生まれる現象です。

だからこそ重要なのは、
「何が起きたか」ではなく、
「それをどう解釈しているのか」です。

そしてその解釈の奥には、
さらに深い無意識の構造が存在しています。

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