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自由にやらせているのに、社員が動かない本当の理由

この記事では、
「自由にやらせているのに、社員が主体的に動かない」
という経営者の悩みについて、

“組織が動かなくなる本当の原因”

を、実際のセッション事例をもとにお伝えします。

多くの経営者は、
・細かく口出ししていない
・できるだけ任せている
・自由にやらせている
・信じて見守っている

にもかかわらず、
・社員が自分で考えない
・指示待ちになる
・主体的に動かない
・挑戦しない

という現実に悩んでいます。

では、
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

そこには、
多くの経営者が気づいていない、

が隠れています。

Ⅰ.「自由にやらせているんですけどね…」

今回ご相談いただいた社長も、

・社員を縛りたくない。
・できるだけ自由にやらせたい。

そんな想いを持っている方でした。

だからこそ、
・細かく指示しない
・口出ししすぎない
・できるだけ任せる
・見守る

という関わり方をしていました。

しかし実際には、
社員がなかなか主体的に動かない。

社長としては、
「自由にやらせているのに、なんで動かないんやろ…」
というモヤモヤを抱えていました。

そして、
話を深掘りしていく中で、
ある“構造”が見えてきました。

Ⅱ.「自由」と「放任」は、まったく違う

ここで僕は、
社長にこんな話をしました。

“自由にやらせる”と、
“放っておく”は、
似ているようで全然違うんですよ。

多くの経営者は、
「口を出さないこと」
を自由だと思っています。

しかし実際には、
・方向性が見えない
・安心感がない
・関心を感じない
・失敗時の受け皿がない
状態になっていることがあります。

つまり、
“自由”ではなく、
“孤立”になってしまっているのです。

人は、
ただ放置されても育ちません。

安心して挑戦できる環境があって、
初めて主体性が生まれます。

Ⅲ.人は「能力」より“環境”の影響を強く受ける

例えば、
植物でも同じです。

どれだけ良い種でも、
土壌が悪ければ育ちません。

逆に、
普通の種でも、
・土壌
・水
・日当たり
・空気
が整えば、
自然と育ち始めます。

つまり、
重要なのは、
「種の能力」だけではなく、

しかし多くの組織では、
社員が動かないと、
・やる気がない
・主体性がない
・能力が低い
・考えていない
と考えてしまいます。

でも実際には、
“育つ環境”が整っていないだけの場合が
非常に多いのです。

Ⅳ.「育てよう」とするほど、育たなくなることがある

例えば、
植物を早く成長させたいからといって、
芽をピンセットで引っ張る人はいません。

「もっと早く伸びろ」
と言いながら、無理やり引っ張れば、
むしろ壊れてしまいます。

でも、
人材育成では、無意識に同じことが起きています。

・もっと主体性を持て
・もっと考えろ
・もっと成長しろ
・もっとちゃんとしろ

もちろん、
悪気はありません。

むしろ、
「成長してほしい」という想いからです。

しかし、
コントロールが強くなるほど、
人は、
「失敗してはいけない」と感じ始めます。

すると、
・挑戦しなくなる
・正解探しを始める
・顔色を伺う
・指示待ちになる
という状態が生まれていきます。

つまり、

“育てようとする力”そのものが、

Ⅴ.社員は「期待」より“空気”を感じている

セッションの中で、
社長にこんな問いを投げかけました。

「本当に、社員さんの可能性を信じていますか?」

すると社長は、
少し考え込まれました。

話を深掘りしていくと、
本音では、
・ちゃんとやってほしい
・もっと考えてほしい
・普通できるやろ
・なんで分からないんやろ

という気持ちもあることが見えてきました。

もちろん、
これは自然な感情です。

しかし、
その“正しさ”や期待が、

になることがあります。

多くの経営者は、
「信じて任せている」と思っています。

でも社員は、言葉ではなく、

を感じています。

例えば、
・失敗できない空気
・否定されそうな空気
・どうせ認められない空気
・正解を求められる空気
を感じると、
人は、自分から動けなくなります。

つまり、
社員が動かない本当の原因は、
「主体性不足」ではなく、

ことかもしれないのです。

Ⅵ.「育てる」のではなく「育つ環境を整える」

多くの経営者は、
「どう育てるか?」を考えます。

もちろん、
それも大切です。

しかし、
本当に重要なのは、

です。

なぜなら、
人はコントロールされると閉じ、
安心できる環境の中でこそ、
本来の力を発揮しやすくなるからです。

つまり、
本当に必要なのは、“管理”ではなく、

Ⅴ.組織の空気は、社長の“無意識”から生まれる

会社の空気。
組織の雰囲気。
社員の主体性。

それらは、
社長自身の“無意識”の影響を大きく受けています。

例えば、
・ちゃんとするべき
・普通はできるべき
・成長するべき
・期待に応えるべき
こうした“正しさ”を強く握っていると、

その空気は、必ず組織に伝わります。

そして社員は、無意識に、
「間違ってはいけない」と感じ始めます。

すると、
挑戦より、正解探しが始まる。

主体性より、
顔色を見るようになる。

これが、“動けない組織”の正体です。

Ⅵ.社員が動かない本当の理由

・社員が主体的に動かない
・自分で考えない
・指示待ちになる

その時、
多くの経営者は、「社員を変えよう」とします。

しかし実際には、変えるべきなのは、
社員ではなく、“育つ環境”なのかもしれません。

そして、
その環境を作っているのは、

です。

だからこそ僕は、

組織問題を解決する時、
ノウハウや制度より先に、

を見ることが重要だと考えています。

・私は、“ちゃんとしてほしい”を押し付けていないだろうか?
・私は、“普通はできる”と思い込んでいないだろうか?
・私は、本当に社員を信じられているだろうか?
・私は、“育てよう”としすぎていないだろうか?

そこに気づいた瞬間から、
組織の空気は、
少しずつ変わり始めます。

もしあなたが今、

・社員が動かない
・主体性がない
・任せても育たない
・同じ問題が繰り返される

そんな悩みを抱えているなら、

一度、「社員を変える」ではなく、
「育つ環境を整える」という視点を持ってみてください。

そこに、組織が本当の意味で変わり始める、
可能性の扉があるかもしれません。

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