自由にやらせているのに、社員が動かない本当の理由

この記事は、
「自由にやらせているのに、社員が動かない」
というテーマについてお伝えします。
これは、多くの経営者が感じている悩みです。
・細かく口出ししていない
・任せている
・自由にやらせている
・信じて見守っている
それなのに、
・社員が主体的に動かない。
・自分で考えない。
・指示待ちになる。
では、なぜそうなるのでしょうか?
今回ご紹介するセッション事例では、
その“本当の原因”が見えてきました。
【「自由にやらせているんですけどね…」】
今回の社長も、
・社員を縛りたくない。
・できるだけ自由にやらせたい。
そんな想いを持っている方でした。
だからこそ、
・細かい指示はしない。
・口出しもしすぎない。
・できるだけ任せる。
でも実際は、
社員がなかなか主体的に動かない。
社長としては、
「なんで自分で考えて動かないんやろ…」
というモヤモヤを抱えていました。
【「自由」と「放任」は違う】
ここで私は、社長にこんな話をしました。
“自由にやらせる”と、
“放っておく”は、
似ているようで全然違うんですよ。
多くの経営者は、
「口を出さないこと」を自由だと思っています。
でも実際には、
ただ放置されているだけになっていることがあります。
【人は“環境”によって育つ】
例えば、植物でもそうです。
どれだけ良い種でも、
土壌が悪ければ育ちません。
逆に、
普通の種でも、
土壌・水・日当たりが整えば育つ。
つまり、
重要なのは、
「種」だけではなく、育つ「環境」が重要なのです。
【社員が育たないのは「能力」の問題ではない】
例えば、
あなたが植物の種を育てるとき、
早く成長させるために、
芽をピンセットで引っ張ったり、
遺伝子組み換えをしようとするでしょうか?
間違ってもそんなやり方はしないと思います。
このやり方を社員育成に当てはめて考えると、
よく分かると思います。
・能力を高めようとする。
・社員の意識を高めようとする。
という取り組みは、
ひょっとすると、
ピンセットで芽を引っ張るやり方と
同じかもしれません。
それ以外に、
自然に成長する方法があるのではないでしょうか。
多くの経営者は、社員が動かないと、
・やる気がない
・主体性がない
・能力が低い
と思ってしまいます。
でも実際には、
「育つ環境」が整っていないだけの場合があります。
例えば、
・失敗すると責められる
・何が正解か分からない
・安心して挑戦できない
・相談しにくい
・評価ばかり気になる
そんな環境では、
人は動けなくなります。
【社長は「信じているつもり」になっていないか?】
セッションの中で、
社長にこんな問いを投げかけました。
「本当に、社員さんの可能性を信じていますか?」
すると社長は、
少し考え込まれました。
話を深掘りしていくと、
本音では、
・ちゃんとやってほしい
・もっと考えてほしい
・なんで分からないんやろ
・普通できるやろ
という気持ちもあることが見えてきました。
もちろん、これは自然な感情です。
でも、
その“正しさ”や期待が、
無意識の圧になることがあります。
【社員は「期待」より「空気」を感じている】
多くの経営者は、
「信じて任せている」と思っています。
でも社員は、
言葉より、“空気”を感じています。
例えば、
・失敗できない空気
・否定されそうな空気
・どうせ認められない空気
を感じると、
人は自分から動けなくなります。
つまり、
社員が動かない原因は、
「主体性不足」ではなく、
「安心して動ける環境がない」
ことかもしれないのです。
【「育てる」のではなく、「育つ環境を作る」】
多くの経営者は、
「どう育てるか?」を考えます。
もちろん、それも大事です。
でも本当に重要なのは、
「育つ環境をどう作るか」
です。
なぜなら、
人はコントロールされると苦しくなり、
安心できる環境でこそ、
自分の力を発揮しやすくなるからです。
【社長の“無意識”が、組織の土壌になる】
会社の空気。
組織の雰囲気。
社員の動き。
それらは、
社長の“無意識”の影響を大きく受けています。
よく、
『会社はトップで決まる』と言われます。
だから僕は、組織問題の本当の原因は、
社員個人ではなく、
「社長の無意識」
にあることが多いと思っています。
・「私は、“ちゃんとするべき”を押し付けていないだろうか?」
・「私は、“普通はできる”と思い込んでいないだろうか?」
・「私は、本当に社員を信じられているだろうか?」
ここを見つめることで、
組織の空気は大きく変わり始めます。
【社員が動かない本当の理由】
・社員が主体的に動かない。
・自分で考えない。
・指示待ちになる。
その時、多くの経営者は、
「社員を変えよう」とします。
でも実際には、
変えるべきなのは、社員ではなく、
「育つ環境」
なのかもしれません。
そして、
その環境を作っているのは、
社長自身の“あり方”なのです。
もしあなたが今、
・社員が動かない
・主体性がない
・任せても育たない
・同じことを繰り返してしまう
そんな悩みを抱えているなら、
一度、「社員を変える」
ではなく、
「育つ環境を整える」
という視点を持ってみてください。
そしてその環境は、
制度や仕組みだけではなく、
社長自身の“在り方”によって、
大きく影響を受けています。
だからこそ、
まず最初に見るべきものは、
社員ではなく、
「自分自身の無意識」
なのかもしれません。
そこに、
組織が本当の意味で成長し始める、
入口があるかもしれません。
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