1. HOME
  2. ブログ
  3. 人材育成
  4. 経営
  5. 原理原則
  6. “絶対”とは何か? ― 人を苦しめる“無意識の正しさ”

“絶対”とは何か? ― 人を苦しめる“無意識の正しさ”

あなたは、
普段、

「絶対にこうするべき」
「普通はこうだろう」
「普通、これくらい常識だろ
「こうあるべきだ」

と思ってしまうことはないでしょうか?

例えば、

・社会人なら時間を守るべき
・上司の指示には従うべき
・親なら子どもを愛するべき
・社員なら責任感を持つべき
・人には迷惑をかけはいけない

などです。

もちろん、
これらの考え自体が悪いと言いたい訳ではありません。

何が問題なのかというと、

【『絶対』とは何か?】

僕の考える『絶対』とは、

“他の可能性が存在しない”

と、無意識に思い込んでいる状態です。

つまり、

「こうあるべき」

という考え以外の可能性が、
見えなくなっている状態です。

例えば、

「社員は報告をするべきだ」

という考えも、

ある人にとっては常識ですが、
別の人にとっては、
そこまで重要ではないかもしれません。

極端な例を出した方が、
分かりやすいかもしれません。

例えば、

「人を殺してはいけない」

これは、
多くの人にとって、
当たり前の正しさです。

しかし、
国同士が戦争をすると、
状況は変わります。

つまり、
国、
立場、
状況、
時代背景によって、

“正しさ”や“最適解”は、
変化してしまうのです。

つまり、

しかし、
人は、自分の考えを絶対化した瞬間、

「なぜ分からないんだ」
「普通こうするだろ」
「ちゃんとやれよ」

という不満やイライラを生み出します。

【人は無意識に『絶対』を握っている】

ここで重要なのは、

多くの場合、
本人は、

自分が『絶対』を握っていることに、
気づいていない

ということです。

人は、

・育った環境
・親の価値観
・学校教育
・社会常識
・過去の成功体験

などによって、

無意識に、
「これが正しい」
という前提を作っています。

そして、
その前提を、
“世界共通の正解”
だと思い込んでしまいます。

しかし実際には、

その正しさは、
数ある価値観の中の一つに過ぎません。

人の数だけ価値観があります。

【なぜ『絶対』は人を苦しめるのか?】

『絶対』が苦しみを生む理由は、

現実が、
自分の思い通りにならないからです。

例えば、

「社員は空気を読むべき」

という絶対を持っている人は、

空気を読まない社員を見るたびに、
ストレスを感じます。

「相手は自分を理解するべき」

という絶対を持っている人は、

理解されないたびに、
苦しみます。

つまり、

苦しみの原因は、

相手の言動や、
出来事そのものではありません。

【『絶対』は可能性を閉じる】

『絶対』を握ると、

人は、
他の可能性が見えなくなります。

例えば、

「社員は厳しく育てるべき」

という絶対を持っていると、

“安心感のある環境の方が育つ”

という可能性が見えなくなります。

「自分は能力がない」

という絶対を持っていると、

本来の可能性に気づけなくなります。

つまり、

【人間のすることに『絶対』はない】

僕は、
長年、経営者の相談に乗る中で、

人間関係の問題や、
組織問題の多くは、

“絶対化された正しさ”

から始まっていると感じています。

しかし、
人間のすることに、

本当の意味での絶対はありません。

だからこそ、

「それ、本当に絶対ですか?」

という問いが重要になります。

また
自分の背中が自分一人では見えないように
自分の信じる絶対は、自分にとって当たり前過ぎて、
自分一人では気づけません。

だからこそ、
僕が、経営者の鏡となって

「それって本当に絶対なんですかね?」

と問うことによって、

今まで見えていなかった可能性が、
見え始めるのです。

そして、

その瞬間、

“絶対にこうあるべき”

という、
一つしかなかった世界に、

新しい可能性が生まれます。

そして、

これまで、
一つしかないと思っていた選択肢から、
無限の可能性を選べるようになるのです。

【まとめ記事】

【オススメ記事】

【個別相談について】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事