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“無意識”とは何か? 『人は気づかない前提で生きている』

あなたは、
普段、

「無意識」

を意識したことはあるでしょうか?

おそらく、
ほとんどの人は、
普段、無意識を意識して生きていません。

しかし実際には、
人間は、人生のほとんどを、
“無意識”によって動かされています。

そして、
人間関係の悩みも、
組織問題も、
人生の苦しみも、

その多くは、“無意識”から生まれています。

つまり、
人は、自分で「考えている」と思いながら、
実際には、
“無意識の前提”に従って生きているのです。

【人は、ほとんど無意識で生きている】

例えば、
あなたは、呼吸をする時に、
「今から息を吸おう」
と毎回考えているでしょうか?

歩く時に、
「右足を出して、次は左足を出して」
と意識しているでしょうか?

自転車に乗る時に、
毎回、バランスの取り方を考えているでしょうか?

おそらく、
ほとんど意識していないはずです。

つまり人間は、
一度覚えたことを、
“自動化”して生きています。

これは、脳が効率化のために行っている、
非常に重要な機能です。

もし、すべてを毎回意識していたら、
脳は疲れ果ててしまいます。

だから人間は、
行動だけではなく、

思考も、
感情も、
判断も、
多くを無意識で処理しているのです。

例えば、
誰かに否定された瞬間に、
反射的にイラッとする。

思い通りにならない瞬間に、
不安になる。

空気を読まない相手を見ると、
モヤモヤする。

これらも、
実は、無意識の反応です。

【無意識とは、“気づいていない前提”】

僕の考える“無意識”とは、

“本人が気づいていない前提”

です。

例えば、

・普通こうするべき
・社会人ならこうあるべき
・相手は理解するべき
・親ならこうするべき
・社員なら責任感を持つべき

こうした考えを、

人は、
“当たり前”だと思っています。

しかし実際には、
それは、無意識に握っている価値観や前提
に過ぎません。

つまり、
本人にとっては当たり前すぎて、
“疑うことすらない”状態なのです。

そして人は、その前提を、
無意識に、「絶対に正しいもの」
として扱い始めます。

だから、
自分と違う価値観を持つ相手を見ると、
「なんで分からないんだ」
「普通こうだろ」
「ありえない」
と感じてしまうのです。

【人は、“自分の無意識”には気づけない】

ここが非常に重要です。

人は、自分の無意識には、
自分一人では気づけません。

なぜなら、
それが“当たり前”だからです。

例えば、
自分の背中を、
自分の目で直接見れないのと同じです。

また、
魚が水の存在を意識しないように、
人も、自分が浸っている価値観や前提を、
普段は意識していません。

だからこそ人は、
「自分が正しい」と思い込みやすいのです。

しかし実際には、
相手にも、相手の前提があります。

つまり、

なのです。

【無意識の前提が、人間関係を作っている】

例えば、
「相手は自分を理解するべき」
という無意識を持っている人は、
理解されないと苦しくなります。

「社員は空気を読むべき」
という無意識を持っている人は、
空気を読まない社員を見るたびにイライラします。

「子どもは親の言うことを聞くべき」
という無意識を持っている人は、
子どもが思い通りにならないと苦しみます。

つまり、
人を苦しめているのは、
“出来事そのもの”ではなく、
“無意識の前提”なのです。

同じ出来事でも、
怒る人もいれば、
笑って流す人もいます。

ということは、
問題の原因は、出来事ではなく、

にあるということです。

【問題の多くは、“無意識の自動反応”から生まれている】

人は、何か問題が起きると、
無意識に反応しています。

例えば、
社員がミスをした瞬間、
反射的に、
「なんでこんなこともできないんだ」
と思う。

パートナーが期待通りに動かなかった瞬間、
「普通これぐらいやるだろ」と感じる。

しかし実際には、
その瞬間、頭の中では、
過去の経験、
価値観、
常識、
正しさ、
が一瞬で起動し、“自動的に意味づけ”をしています。

つまり、
人は、意識的に考えているようで、
実際には、
無意識のプログラム通りに
反応していることが非常に多いのです。

そして、
その無意識の反応が、
・怒り
・不安
・イライラ
・コントロール欲
を生み出しています。

だから僕は、
問題解決において、
「何が起きたか」よりも、

「その出来事を、どう解釈したのか?」

の方が重要だと考えています。

【“気づき”が重要になる】

だからこそ、“気づき”が重要になります。

僕は、
長年、経営者の相談に乗る中で、
問題解決で最も重要なのは、

“気づき”

だと感じています。

なぜなら、
気づかないものは、
変えられないからです。

人は、
無意識で握っている前提に気づいた瞬間、
初めて、

と理解できます。

そして、
その瞬間から、
今まで一つしかないと思っていた世界に、
別の可能性が生まれ始めます。

例えば、
「社員を変えなければならない」
と思っていた人が、

「育つ環境を整えればいいのかもしれない」

と気づく。

「相手が悪い」
と思っていた人が、

「自分の解釈が苦しみを作っていたのかもしれない」

と気づく。

その瞬間、
世界の見え方が変わり始めるのです。

【気づきが、人生と組織を変える】

僕は、
新しいノウハウを教えたい訳ではありません。

それよりも、
経営者自身が無意識に握っている
・前提
・正しさ
・解釈
・コントロール欲

に気づくことの方が重要だと考えています。

なぜなら、
問題の本質は、
外側ではなく、

“無意識”

にあることが非常に多いからです。

だからこそ僕は、

「それって、本当に絶対ですか?」

という問いを大切にしています。

その問いによって、
今まで見えなかった無意識に光が当たり、

人生も、
人間関係も、
組織も、

本当の意味で変わり始めるのです。

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