社員にやる気がない時の対処法(1)
こんにちは。『気づき』で理想の『いい会社』を作る専門家、奥田です。
今回は、「社員にやる気が感じられない・・・」と嘆いている経営者に向けて、その時の対処法についてお話します。
・「社員にやる気がない・・・」
・「社員のやる気を感じない・・・」
・「なぜ自分とここまでやる気にギャップがあるのか・・・」
経営者自身が「自分の仕事に対する熱量」と比較して、
社員の熱量が低いように感じられての思いだと思います。
そして、自分と社員とのやる気、熱量の差の埋め方が分からず、
モヤモヤし、ストレスになっていないでしょうか。
では、早速、社員にやる気が感じられずストレスが発生したときの対処法です。
まず、現状を確認したいと思います。
「社員にやる気がない」というのは、本当でしょうか?
何を今更、って思ったかもしれません。
「社員にやる気がないから、今、それを解決しようとしているんだろ!」
というツッコミが聞こえてきました!
それでも敢えて確認したのです。
現状を正確に、把握しないと、対策が取れませんので。
改めて、確認します。
「絶対に社員は、やる気がないのでしょうか?」
いかがですか?
『絶対か?』と聞かれたら、『絶対だ!』とは言い切れなくなりませんか?
例えば、
「やる気がない」と「やる気が感じられない」は違います。
やる気が全くゼロなのと、わずか0.0001でもやる気があるのとでは全然違います。
そしてもう一つ、確認したいことがあります。
あなたは「社員としてやる気を持って仕事をすべき」と信じていますが、それは本当でしょうか?
「社員はやる気を持って仕事をしなければならない」というのは絶対なのでしょうか?
いかがですか?
社員にやる気を感じなくて、ストレスになっているのは、
この考え、「社員はやる気を持ってしなければならない」という信念を握りしめていることに原因があります。
ちょっと実験してみましょう。
この信念が本当にストレスの原因になっているのかどうかを。
イメージしてください。
あなたは「社員はやる気を持って仕事をしなければならない」と考えて、社員に仕事を依頼します。
そして感じてみてください。その時の感情を。
どうですか?
「ちゃんとしっかりやれよ!」とか、「期待に応えろよ。」と見張るような自分がいませんか?
では、もう一度、イメージしてください。
逆に「社員はやる気を持って仕事をしなければならない」という考えが一切なくて、仕事をお願いした時の自分の心持ちを。
いかがですか?
心が軽く、普通に、純粋に、相手に期待する自分がそこにいませんか?
ここでまとめます。
最初、この話は、「社員にやる気がない!」という問題だったと思います。
しかし、今、話をしていることは、社員自体の熱量の大きさとか、やる気のある無しの話ではありません。
「社員にやる気がない」とジャッジしている経営者自身の心持ち、考え方の話になっています。
初めての話だと、ちょっと頭が混乱するかもしれません。
「社員にやる気を感じられない」ストレスを本気で解消したいなら、
「社員にやる気を感じられない」とジャッジしている
経営者自身のジャッジする考え方、基準が、本当に適正なのかを確認する必要があります。
そこに本当の答えがあるのに、
社員を変えよう、社員を成長させようとする限り、
本当に経営者が求める『やる気』に満ち溢れた社員が増えることはありません。
社員にやる気がない時の対処法(2)に続く
お楽しみに!
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