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第一部:社員を変えない人材育成【第1章】AIには出せない人材育成の問題解決の真理:問題の正体を解体する方程式P = F + Iとは
この記事は、「社員が育たない」、「人材育成が上手くいかない」とお悩みの経営者ために、なぜ問題が解決しないのか、その理由を問題の方程式で明らかにし、AIからは得られない答えを元に、問題解決の一手が取れるようにするための内容をまとめています。
「社員に何度も同じことを言っているのに、伝わらない」
「研修やセミナーに多額の投資をしたが、現場の意識は変わらない」
「結局、社員の能力ややる気が低いのが原因だと諦めかけている」
経営者として、
あなたはこれまで十分すぎるほど努力されてきたと思います。
理想の会社を創るために、「企業は人なり」と言われるように
社員の成長、人材育成に取り組んできたと思います。
しかし、なぜか、その努力はなかなか報われないのでしょうか。
実は、「社員を変えよう」とするそのアプローチこそが、
社員の成長を阻害し、問題を永続させている最大の原因だと言ったら、
あなたは信じられるでしょうか。
1.AIには決して出せない「人材育成」と問題解決の真理
今の時代、売上を上げる方法や効率的な組織図の作り方は、
AIに聞けば瞬時に、しかも無料で教えてくれます。
AIが得意なのは過去のデータの平均値から導き出された「やり方(Do)」の提示に過ぎません。
例えば、
AIはあなたの言葉の裏にある恐怖や執着を察知し、
「社長、本当は社員を信じるのが怖いんですよね」と寄り添うことはできません。
しかし、経営の本質はAIが提示してくれる「論理」でも「やり方」にはありません。
それよりも社長自身の「あり方(Being)」がまず最初にありきです。
私が20年以上のコンサルタント人生、
そして15年にわたる自閉症の娘の介助を通じて辿り着いた答えは、
AIの導き出すデータとは真逆のものでした。
2.組織の悩みをゼロ化する「問題解決の方程式 P = F + I」
なぜ人材育成がうまくいかないのか。
その理由は、社長が「問題」の定義を見誤っているからです。
ここで、僕が提唱する唯一無二の方程式を提示します。
【問題の正体】
問題P (Problem) = 事実F (Fact) + 解釈I (Interpretation)
F(Fact / 事実):
誰の目にも明らかな「客観的真実」。カメラが記録できる現象そのもの。
(例:社員が9時5分に出社した)
I(Interpretation / 解釈):
その事実に対し、社長が脳内で下す「主観的な価値判断」。個人の観念や常識に基づく色付け。
(例:あいつはやる気がない、会社をナメている)
P(Problem / 問題):
事実にマイナスの解釈が掛け合わされた瞬間に生まれる「解決すべき事象」。
この方程式から導きだされる原則は、
「起きた事象(事実)は変えられない。
しかし、それをどう捉えるか(解釈)は、
今この瞬間から、社長であるあなた自身が選択し、変えることができる」
ということです。
例えば、時間にルーズな社員がいたとします。
事実を挙げれば、ただ時間にルーズな社員がいるだけです。
その社員に対して、
「こいつは時間を守らないやつだ」というレッテル、解釈をした瞬間に問題社員がこの世に一人誕生します。
多くの経営者は、右辺の F(社員の言動)だけを無理やり変えようと躍起になります。
しかし、右辺の I(社長自身の評価基準)が変わらない限り、
数学的に P(問題)がゼロになることはありません。
ですから、問題を根っこから解決するためには、ゼロにするためには、
「社員をどう変えるか」ではなく、「社長がいかに解釈を手放すか」。
この視点の転換こそが、組織を劇的に変える唯一のスタート地点になるのです。
3.自閉症の娘が教えてくれた「部下をコントロールしない」教育の本質
僕はかつて、自分の人生を思い通りにコントロールできると信じていました。
しかし、重度自閉症の娘の誕生によって、その傲慢さを打ち砕かれました。
理由もわからず泣き続ける娘を前に、
どれだけ知識を詰め込んでも、どれだけ必死に動いても、
何ひとつ思い通りにはいかない。
絶望の果てに僕が辿り着いたのは、
「他人をコントロールしようとせず、その人のあるがままを活かす」という境地でした。
泣き続ける娘に対し、
「なんで泣き止まないんだ」となんとか泣き止ませようとして、
泣き止まなくて【僕が】辛くなる。
睡眠障害でなかなか寝ない娘を、
「早く寝ろよ」となんとか寝かせようとして寝ないために【僕が】辛くなる。
そんな娘に対する僕のあり方を変え、
娘をコントロールしようとするのをやめた瞬間、
療育の専門家が驚くほどの劇的な成長が始まりました。
余計な僕からの圧力がゼロになった瞬間、娘の成長する力が解放されました。
この力学は、経営における人材育成にも同じ原理として働いています。
例えば、植物の種の中から芽を無理やりピンセットで引っ張り出しても成長しません。
必要なのは、種(社員)が自ら育つための「環境(土壌)」を整えること。
そして、その環境を汚しているのは、
他ならぬ社長自身の「正しさという名の凶器」なのです。
その『正しさ』を握り締めている限り、
無意識に社員をコントールしたい欲があふれ出てきます。
4.なぜ「正論」は組織を殺すのか?人材育成を阻む正しさの凶器
「ビジネスなら時間を守るのは当たり前だ」
この常識が、実は社員の芽を摘んでいることがあります。
待ち合わせに遅れた社員を、事情も聞かずに
「なぜ余裕を持って来ないんだ」と叱責する。
しかし、その社員が実は道端で倒れた老人を助けていたとしたら?
社長が「時間を守るべき」という絶対的な常識(正しさ:解釈)に縛られていると、
社員の真実(事実)が見えなくなり、信頼関係は一瞬で崩壊します。
ここで残酷な真実をお伝えします。
社長にとっての「正しさ」は、時として社員にとっての「猛毒」に変わります。
社長が「良かれと思って」正論を振りかざせば振りかざすほど、
それはアドバイスではなく、社員への「否定」として突き刺さるからです。
社長の「正解」が絶対である環境では、社員は自分の「解釈」を持つことを許されません。
社長の顔色を伺い、正解を探し、間違わないことだけに全神経を注ぐようになります。
これこそが、僕が「正しさは凶器である」と言う理由です。
社長の正義感が、社員の自主性と成長の芽を、根こそぎ奪い取ってしまうのです。
では、どうすれば、信頼関係を築き、社員を成長に導けるのか?
そのやり方は、シンプルです。
失敗の反対が成功です。ですから、失敗したやり方の反対のやり方をすれば、成功します。
つまり、「これまでの社員へのアプローチとは真逆のことをすること」です。
これまで「社員を変える」ことで失敗してきたのなら、
その反対の
「社員を変えない。社長が変わる」。
これが、論理的に導き出される唯一の成功法則です。
5.社員が変わった!「あり方の変革」による組織改善の実証事例
この「社員を変えない」アプローチは、精神論ではありません。
極めて再現性の高い経営戦略です。
事実として、
これまでとは真逆のアプローチをしたからこそ、最短最速で成果を出した会社がいくつもあります。
事例① アパレルメーカー:
社長流の営業手法を押し付けるのをやめた1ヶ月後、設備投資ゼロで1億2000万円を計上。
事例② ユニフォーム販売会社:
社員の意識改革を放棄し、社長が自身の「常識」を捨てた結果、わずか1週間で社員から自発的な提案が続出。
事例③ 通販会社:
26年間、数千万円を投じてもできなかった理想のチーム作りが、社長が「あり方」を変えたことで、わずか6ヶ月で完成。
5.人材育成の答えはAIではなく、社長自身の「気づき」にある
僕は、新しいノウハウを教える講師ではありません。
社長自身が気づいていない「常識のワナ」をあぶり出し、本来の社員の力が爆発する状態を作るための「鏡」です。
自力で解決できないのは、あなたの能力のせいではありません。
あなたが真剣であればあるほど、自分の「解釈の癖」は盲点(スコトーマ)に隠れて見えなくなるからです。
これもこの世の真理ですが、
「自分のことは自分が一番よく知っている」
しかし、
「この世で自分のことほど分からないことはない」
これも真理なのです。
ですから、虫歯を自力で治せないように、
自分では気づけない自分のあり方、問題の本質を特定し組織の根源的な問題解決には、
自分以外の力、その道のプロ、他力を借りるのが最短ルートです。
以上の内容をコンパクトにまとめた【社員を変えない人材育成】のセミナー動画をご用意しました。
エントリーいただくとすぐに無料でご覧いただけます。
ぜひ、これまで社員がなかなか育たない、成長しないと悩まれていたのであれば、
即解決するために、ご覧いただければ幸いです。

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【第4章】
社員の意識は変えられない。変えられるのは「社長の解釈」だけである。
【第5章】
人材育成の原理原則:植物の種は芽をピンセットで引っ張っても成長しない。
「教育」とは教え込むことではなく、阻害要因を取り除くこと。
著者プロフィール
社員を変えない人材育成の専門家 奥田 政弘
経営コンサルティング歴20年以上のキャリアを持つ。「社員を変えようとせず、社長のあり方を変える」ことで組織を劇的に再生させる独自手法を提唱。
その原点は、重度自閉症の娘との15年にわたる格闘と、絶望の先に見つけた「コントロールの手放し」にある。心理学に基づいた問題解決の方程式「P = F + I」を武器に、数千万円を投じても変わらなかった組織を、わずか数ヶ月で自律型組織へと変貌させる実績を多数持つ。
「会社はトップで120%決まる」という信念のもと、唯一無二の社員を変えず、社長のあり方を磨くアプローチで長年解決できない人材育成の悩みを即解決する支援している。
