こんにちは。奥田です。
社内のベクトルをそろえるぞ!
まずは、経営理念は確立できた!
次は、経営理念を社員に浸透させるぞ!
と意気込んでいる方へ
そもそも、経営理念は、浸透させるものなのでしょうか?
「え、そこから!」と思うかもしれませんが、
理念を軸にコンサルをしている僕としては、スルーできない部分です。
ぜんぜん、違う話になりますが、
犬にむかって「俺は猫好きだから、“ニャン”と鳴け!」と言っている人を見かけたら、どう思いますか?
この例え話は、経営理念を浸透させるということに通じる話です。
「理念を浸透させるぞ!」と考える人の“浸透”させるという意味でいえば、想いを深いレベルで理解するということだと思います。
しかし、深く理解できるということで言えば、「理念を理解できる相手」であるということが大前提にあります。
実際の現場はどうでしょうか?
経営理念を浸透させたい社員さんは達は、理解できる人たちでしょうか?
今、いる社員さんたちは、理念を確立する前から在籍している人たちです。
そこには、理念に共感する人もいるでしょうし、根本的に理念に共感しない、できない人がいてもおかしくありません。
そこを見誤ると、「なんで理念が浸透しないんだ・・・」ということになりかねません。
ひょっとして、経営理念は浸透させるものではないのかもしれません。
一度、そういう視点で考えてみていただきたいと思います。
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