こんにちは。
本当の仲間作り、信頼できるチーム作りコンサルタントの奥田です。
「経営者は孤独だ・・・。」
この思いを抱く経営者は多いのではないでしょうか。
僕がコンサルでしている理念で社員のベクトルを揃えるというリクエストをする経営者との出会いが多いからかもしれません。
経営者というい存在は、どうしても会社だと一番、よくも悪くも気を使われる存在で、波風立てたくない社員からは、置かれる存在になりがちです。
経営者は、そんな立場にいることもあり、孤独を感じるシチュエーションに遭遇し、孤独感を深めてしまうのかもしれません。
ただ、仲間作り、チーム作りをテーマにしている僕としては、眼の前に孤独感を抱えている経営者がいるなら一つ確認したいことがあります。
それは、何か?
「経営者は孤独な存在である。」という思いは、事実なのかどうかです。
なぜ、そんなことを確認するのかというと、
僕たち人間の習性として、なぜか、
ある結論を持つと、その結論の正しさを証明しようとするクセを持っている
からです。
例えば、これから初めて会う人に対して、その人を知る人から、「騙されないように気をつけた方がいいですよ。」と言われたら、その初めて会う人にどういう対応を取るでしょうか?
おそらく頭の中で「絶対に騙されないようにしよう」と考え、その人とのやり取りの中で、騙す人である可能性を一生懸命、見つけることをすると思います。
本当は、騙す人なのか、そうじゃないのかは分かりません。
しかし、実際は、最初の設定によって、その後の行動が気づかない内に方向づけられてしまうことがあります。
なぜ、本来、望んでもいないことを、知らない内にやってしまっていたのか?
どこから、そんなことが始まったのか?
それは、最初に設定「騙されてはいけない!」ということを決めた瞬間から、「絶対に騙されないぞ!ゲーム」が始まります。
つまり、一つの考えを信念として持つことをしたとたんに、そのゲームがスタートするのです。
話を戻します。
なぜ、僕が最初に、「経営者は孤独な存在である」という思いが、事実、本当なのか、を問うたのか?
それは、もしその「経営者は孤独である」という思考を大前提にすると、
誰も望まない「経営者である自分が孤独であることを確認するゲーム」が始まってしまうからです。
こんなトラップがあるので、重々お気をつけください!
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