こんにちは。経営コンサルタントの奥田です。
社員の意識改革の方法についてお話します。
「社員の意識改革をしたい・・・」
そして「最良の方法を検討したい・・・」
ということですが、
その前提について、考えてみたいと思います。
まず、現状、経営者からみて、
社員さんの意識が低い状態があります。
「自分で考えて仕事をしない・・・」
「自分のことだけしか考えない・・・」
「先のことを考えて業務に取り組まない・・・」
「全く気配りがない・・・」
たくさんのそんな声が聞こえてきます!
そんな光景を職場で、日々、感じていると、
それは、どうしても「社員の意識改革」をする方法を検討してしまうと思います。
しかし、ここであえて、
僕は、意識改革する方法論についてよりも、
その意識改革の必要性を感じてしまう仕組みについて
まずお話したいと思います。
やはり、どんな社員さんの意識改革をする方法でも、
押さえるポイントが違っていたり、ズレていては、効果がでません。
やるからには、
効果的な社員さんにとっての意識改革であって欲しいので。
当然の話しですが、
社員さんに意識改革を引き起こすアクションを検討するということは、
意識改革を起こされる社員さんが必要になります。
当たり前の話ですよね。
あなたは
「何を言っているんだ?」
という感じになっていると思います。
しかし、
これは当たり前であって、
当たり前ではないということを指摘したいと思います。
どういうことか?
例えば、経営者のあなたと経営者が他の誰かに変わったとします。
すると、同じように『社員の意識改革』の方法を検討し、着手するでしょうか?
あなたは、どう思いますか?
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社員の意識改革を試みるかもしれないし、しないかもしれない。
他にもっと経営課題を見出して、
他の取り組み事項を先に着手するかもしれません。
何がいいたいのかというと、
社員さんの意識改革をせずとも、
理想の仕事、会社を作る可能性がある
ということです。
日々、目の前で、社員の問題行動を見ていると、
あなたの中で、社員の意識改革が優先事項として、順位が上がってきます。
僕も含めて、
人間は、どうしても「それしかない!」と、
ついつい思い込んでしまう生き物のようです。
今回の話で言えば、
「社員を意識改革するからこそ、理想の会社にできる」
という一つの方法論ですが、
それが全てではないということです。
僕がお伝えしたいことは、
ひょっとしたら、社員さんの意識改革をせずとも、
理想の会社を実現できる可能性が十分にある、ということです。
そして、僕のコンサル経験からいえば、
実際は、社員の意識改革をするという働きかけは、上手くいかないと思っています。
それよりも、一番効果的なのが、今回のように
経営者の視野を広げる、無限の選択肢を選べるスタンスに立つような、
経営者自身の意識改革が、最も成果がでます。
社員の意識改革の方法を検討するときに、
併せて、今日の僕の思いを含めて検討いただければ、
より一層、あなたの理想の会社作りを進めることができます。
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